理事長挨拶

理事長 眞嶋からのご挨拶

ごあいさつmashima

日本循環器看護学会はわが国で初めての循環器看護領域の専門学会として2004年に設立され、2015 年には一般社団法人となり、社会に貢献していく法人としての活動を実施しております。

本学会の目的は、循環器病に関わる健康課題を市民と医療者が、ともに解決に向けて協働すること、また循環器に関する看護学の発展を図り、広く知識・技術の開発・普及に努め、市民の健康・福祉に貢献する看護実践を発展させていくことにあります。
わが国の循環器領域の診断、治療技術は著しい発展を遂げる一方、疾病の予防、リハビリテーション、社会資源の効果的な配分など、患者・家族の支援には、看護専門職の専門的知識・技術が必要とされています。

また多疾患を伴う高齢心不全患者の増加や、急性期から地域へと続く医療・福祉・介護の連携強化がさらに求められています。多職種で連携するとともに、予防期から終末期の健康の特徴を理解し、地域への広がりを考慮した循環器看護の実践は、人々の健康に対する課題解決に向かう重要な鍵となり、予測される看護師の役割拡大とつながっていくと考えます。

2020 年は 10 月には、「循環器病対策推進基本計画」が策定され、都道府県循環器病対策推進計画が進められようとしています。今後は厚生労働省、看護系学会、医学系等の学会と連携し、循環器看護を担う看護師の役割拡大、実践・研究・教育の発展をめざし、より一層の事業の充実を図って参ります。また国際学会との連携をもとに、自国だけでなく複数の国が抱える共通課題を見出し、方略を共有することも本学会の使命としていきます。さらに循環器看護分野での診療報酬新規評価の獲得に尽力し、会員の皆様とともに活動を推進して参ります。

引き続き、皆様のご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

令和2年10月5日

一般社団法人日本循環器看護学会
理事長 眞嶋 朋子

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座長: 三浦 稚郁子 (榊原記念病院)

 

★「心筋梗塞患者のセルフケアに関連する要因

稲垣美紀1)、高見沢恵美子2)、戸田美和子3)

1)梅花女子大学 看護保健学部 看護学科、2)関西国際大学 保健医療学部 看護学科、3)倉敷中央病院

 

「先天性心疾患をもつ子どもの病状告知の現状と親の抱える思い

-中学生以上の子どもをもつ親を対象とした告知場面の振り返りアンケート調査から-」

阿部卓也、笹川優樹、大塚杏奈、菊池麻美、布施佐智子

埼玉県立小児医療センター

 

「ICD植込み患者の身体的健康度に影響する療養生活に対する認知・感情」

城戸秀佳、梅津務

筑波大学附属病院

 

★最優秀演題

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最優秀演題審査会 座長:眞嶋 朋子 (千葉大学大学院看護学研究科)

 

「E-PRE-DELIRIC低リスク群におけるせん妄発症と投与薬剤との関連性の検討」

西野 寛予(豊橋ハートセンター)

 

「小児用補助人工心臓EXCORR装着下に渡航心臓移植をした子どもの母親の体験」

阿部 薫(大阪大学医学部附属病院看護部)

 

「心不全終末期患者へのエンドオブライフケアの明確化(第2報):看護師が終末期ケアへの移行判断後に行った看護実践」

坂本 明子(千葉県立保健医療大学健康科学部看護学科)

 

★「心不全患者の病の意味を構成していくプロセス-Newman,Mの[拡張する意識としての健康]理論を枠組みとして-」

松本 幸枝(亀田医療大学看護学部)

 

★最優秀演題

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